いつも一緒にいる愛犬だからこそ、日々の少しずつの変化にはなかなか気づきませんよね。
ふと、1年前の写真などを見返していたりしているときに「あれっ?こんな色だったけ?」と被毛の変化に驚いたことはありませんか?
ちょっとわかりにくいかもしれないけど、たしかにもっとクリームだったわ!
美しく、真っ白に転生したのさ!
筆者の飼っているマルプーミルも、もともとは少し、クリーム色も混ざった被毛でしたが、だんだん白くなってきました。
今回は、マルプーの被毛の色が変わってしまう3つの理由を解説していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・マルプーを飼おうと思っている
・マルプーの被毛が変わって心配になっている
マルプーを飼おうと思っている方は、ぜひこちらの動画も参考にしてくださいね!
マルプーの被毛と毛色
すべてのマルプーに共通していえるのはシングルコートで「毛が抜けにくい」ということです。
毛質については、マルチーズ寄りだと柔らかい被毛でフワフワですが、トイプードル寄りだと巻き毛になります。
どちらもマルチーズ寄りのラテミルですが、両方を比べると、ミルの方がよりフワフワでやわらかいです。
ラテも基本的にはフワフワですが、部分的に巻き毛になっているところがあります。
毛色もホワイト、レッド、ブラック、ブラウン、グレー、シルバー、アプリコット、クリームといった多彩な種類があります。
一応、ラテは「クリーム」、ミルは「ホワイト」になります。ですが、ラテはおなかの部分やあごが白かったり、ミルも頭の一部がほんの少しクリーム色だったりと、個体によって千差万別です。
マルプーの被毛の色が変わってしまう3つの理由
マルプーの被毛の色が変わってしまう3つの理由を以下でご紹介します。
被毛の色が褪せてしまう
上記で示したように、マルプーには被毛の色の種類がたくさんあります。
その中でも以下の3つの色は褪せやすいと言われています。
・クリーム
・レッド
・アプリコット
マルプーの被毛の色が褪せる現象は、いくつかの要因によって引き起こされます。
被毛の色はメラニン色素によって決まりますが、このメラニンの合成にはチロシンとフェニルアラニンというアミノ酸が必要です。
これらの栄養素が不足すると、メラニンの合成が減少し、被毛の色が退色することがあります。
また、ミネラルの不足も同様の現象を引き起こす可能性があり、シャンプーのしすぎや、バリカンによるトリミングも被毛の色を褪せさせる原因となることがあります。
これらの問題に対処するためには、バランスの良い栄養素が配合されたドッグフードの提供が重要です。
チロシンが豊富な食材として、肉、魚、卵、乳製品や大豆製品が挙げられます。
これらの食材を含むおやつを与えることで、被毛の健康を維持する手助けとなるでしょう。
加齢と共に変わる
マルプーが年を重ねるにつれて、その被毛の色も変化することが一般的です。
これはメラニンを合成する酵素の活動が加齢と共に低下するために起こります。
人間でいう白髪に似た現象であり、特に顔周りの被毛、まつげ、ひげの色が薄くなることが目立つことがあります。
この加齢による色の変化は自然なプロセスであり、過度に心配する必要はありません。
むしろ、被毛の色の変化を楽しむくらいの余裕を持つことが大切です。
マルプーの被毛の色が徐々に変わっていくのを、美しい自然の一部として受け入れましょう。
加齢に伴う被毛の退色は避けられない現象ですが、健康的な食事とケアを続けることで、被毛の質を保つことは可能です。
バランスの取れた栄養と適切なケアによって、マルプーの健康と美しさを長く保つことができます。
ですので、飼い主としては、愛犬の年齢に合わせたケアを心がけ、変化を受け入れることが重要になります。
健康状態が悪いサイン
マルプーの被毛の色が変わる原因の一つとして、健康状態の悪化が考えられます。
特に栄養不足、ストレス、皮膚病などが挙げられます。
これらの状態は被毛の色の変化を通じて、飼い主に対してサインを送っているかもしれません。
・栄養不足
・ストレス
・皮膚病
栄養不足
栄養不足、特にアミノ酸が不足すると、被毛に関連する色素の生成が減少します。
その結果、被毛の色が薄くなってしまうことがあります。
チロシンというアミノ酸は、被毛の色素合成に必須で、大豆、かつお節、チーズなどに多く含まれています。
愛犬の食事にこれらの食品を意識的に取り入れることが有効です。
また、与えている総合栄養食がマルプーに合っているかも見直してみましょう。
マルプーにおすすめのドッグフードはこちらでご紹介していますのでぜひご覧ください。
ストレス
ストレスは、犬にとっても人間と同様に被毛の色に影響を与える原因となります。
運動不足や環境の変化などがストレスの原因となり得るため、マルプーの行動やサインに注意を払うことが大切です。
ストレスによる退色を防ぐためには、適切な運動や安定した環境を提供することが重要です。
ストレスを感じているときのしぐさやサインについてはこちらに詳細がありますのでご確認ください。
皮膚病
皮膚病も被毛の色に影響を与える要因として重要です。
皮膚に赤みがあるか、愛犬がかゆがっていないかなどのサインに気を付けてください。
皮膚病の疑いがある場合には、速やかに動物病院を受診することが推奨されます。
被毛の色の変化は、マルプーの健康状態のバロメーターとして機能することがあります。
これらの変化に注意を払い、必要に応じて食事の見直しや獣医師のアドバイスを求めることが、愛犬の健康維持に役立ちます。
マルプーの被毛の色が変わってしまう理由のまとめ
以上で、マルプーの被毛の色が変わってしまう3つの理由を解説してきましたがいかがだったでしょうか。
・被毛の色が褪せてしまう
・加齢と共に変わる
・健康状態が悪いサイン
上記が3つの理由です。
人間だって毛が白くなっていくもんね!
まあ、考えたら当たり前のことだよね!
基本的には、愛犬の毛色が退色しても困ることはなく、愛犬への愛情も変わらないはずです。
愛犬に起こりうる被毛の変化について知っておけば心づもりもでき、変化を楽しめるのではないでしょうか。
ただ、健康状態が悪いサインでもあるということは頭の片隅に置いて、しっかり愛犬を見てあげてくださいね。
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