「犬」が入っている四字熟語って何個知っていますか?
実は結構な数があるんです。四字熟語になっているということは、大昔から犬と人間とのかかわりは大きかったということですよね。
意味を知ると、どんな風に関わってきたのかがわかってくるので結構面白いです。

今回は、「犬」の漢字が入っている四字熟語7選をご紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・「犬」がついている四字熟語を知りたい
・意味を理解して誰かに言ってやりたい
「犬」の漢字が入っている四字熟語7選

瓦鶏陶犬【がけいとうけん】

形が立派なだけで、実際には役に立たないものを表す四字熟語です。
「陶犬」は、犬の焼き物のことです。「瓦鶏」は瓦(かわら)でできた鶏を指します。
昔は、犬には夜の間見張りをする役目、鶏は夜明けに「クックドゥドゥルドゥ」と鳴いて朝を告げるという役割がそれぞれあったため、「陶犬」や「瓦鶏」を置いてもその役目は果たせません、ということですね。
犬猿之仲【けんえんのなか】

これは余りにも有名な四字熟語でしょう。これだけ浮かんだ方も多かったのではないでしょうか。
犬と猿は相性が悪く互いに敵視することから、非常に仲が悪いさまを表現した言葉です。ことわざから来た言葉で「犬猿の仲」と「の」が平仮名で表記されることが多いです。
犬牙相制【けんがそうせい】

国境が犬の牙のように入り組んでいて、その国々が互いにけん制しあっている様子を例えています。
確かに、犬の牙のように入り組んでいたら相当戦いにくいでしょうね。
犬吠驢鳴【けんばいろめい】

「驢鳴」は動物のろばの鳴き声のことで、ろばや犬の鳴き声は意味が無いということから、くだらない文章や、聞くだけ無駄な話の例えています。
今なら、鳴き声から何を言いたいのかよく考えてあげたいですけどね。
犬馬之心【けんばのこころ】

犬や馬が飼い主に示す忠誠心ということから主君への忠誠心のこと意味します。
犬は本当に飼い主への忠誠心はすごいですからね。納得です。
邑犬群吠【ゆうけんぐんばい】

近くに犬同士がいて、1匹が鳴き始めると、他の犬たちも呼応するように鳴き出すことから、小者がこぞって集まり、人のうわさなどを盛んに言い合うことのたとえ。
これは普段使いできそうですね。こういう嫌なシーンって学校やら職場やらで多いですもんね。
そんな時は、「やれやれ、邑犬群吠だぜ」と言ってやりましょう。
犬馬之養【けんばのよう・けんばのやしない】

犬や馬などの動物を飼うように、ただ、衣食住を与えるだけという意味から、両親への孝行や介護をするときに、食事を出すだけで気持ちがないことを意味しています。
これはいけないことですね。ただ、現代では結構犬の方がいい生活をしている場合もありますからね。
これから先では良い意味でつかわれることも多くなるかもしれないですね。
まとめ
以上で、「犬」の漢字が入っている四字熟語7選をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
お気に入りは見つかりました?
お気に入り
邑犬群吠【ゆうけんぐんばい】
私は、やはり、こちらですね。「陰でこそこそ陰口を言うような人たちとは、生活しているステージが違うんだよ」と、自分に言い聞かすことができるような、いい四字熟語ですね。
こうして、四字熟語を見てみると、犬が献身的で賢い存在であり、そして人間の生活とは切っても切り離せない存在であることは間違いないでしょうね。
これからも、お互い良い関係で歴史を作っていけるといいですね。
この記事の他に、こちらには愛犬との暮らしの中でのお役立ち記事を書いていますのでご興味があればぜひお読みください。

コメント