📅 2026年6月 最新更新 マルプー2匹(ラテ&ミル)を約6年飼育してきた実体験に基づき、最新情報を反映しました。
⚠️ 当記事は医療判断を代替するものではありません
本記事は飼育者の実体験と一般情報の提供であり、個別の症状や治療方針については必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。気になる症状が続く場合は早めに動物病院を受診してください。
愛犬が、床におしりを擦りながら進んでいるのを見たことはないですか?
人間から見ると、かわいらしく映るかもしれませんが、犬自身にとっては、違和感やストレス、痛みなどの原因があっての行動なのです。

僕はあんまりやらないけど、ミルは結構やるよね?

うん、お尻に違和感を感じるときがあるんだよ!
ということで、今回は犬のおしり歩きの原因や症状、さらに対処方法をご紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・よくお尻歩きをしているのを見かける
・お尻歩きを笑ってしまっている
犬のおしり歩きの原因

かゆみ
肛門や肛門嚢にかゆみがあると、おしりをすりすりしながら歩いたり、おしりを引きずったりするようになります。
ミルもよくあるのですが、トリミングでおしり周りの毛をバリカンで刈ると皮膚を刺激してしまうため、トリミング後にお尻歩きをすることが多いです。
ちなみに、肛門嚢は肛門の斜め下に存在している袋状の構造で、そこに分泌物がたまります。
また、この分泌物は個体ごとに匂いが違っており、犬同士がお互いを理解するときに利用しています。
犬同士がおしりの匂いを嗅ぎあっている姿をよく見ますが、この分泌物の匂いを嗅ぎ合っているということです。
肛門腺液が排出できていない
肛門や肛門嚢に違和感がある場合も犬がおしりをすりすりしながら歩いたり、おしりを引きずったりするようになります。
肛門腺からの分泌液は興奮した時や排便時に排出されますが、小型犬や、肛門の力が弱い犬の場合、うまく排出できないことがあります。
そのため、分泌液が肛門嚢という袋に溜まると肛門に違和感を感じるため、お尻を床に擦りつけてしまうというわけです。
お尻歩き以外にも、肛門をしきりに気にして舐めたり、自分の尾を追いかけてぐるぐる回るなどの行動が見られたら注意が必要です。
犬のおしり歩きの原因としての可能性のある病気

犬のお尻歩きは、病気のサインかもしれませんので、愛犬の様子をしっかりと観察し、適切な対処することが必要です。
肛門嚢炎
肛門嚢炎とは、分泌液が溜まりすぎることで細菌が発生し、肛門が赤くかぶれたり化膿を起こしたりという症状を引き起こします。
また、炎症がひどくなると肛門嚢が破裂し、お尻の皮膚に穴が空いてしまうこともあるため大変危険です。
肛門嚢に分泌液が溜まりやすい場合、月に1回程度、肛門腺を絞ってあげる必要がありますが、肛門を触られるのは犬にとってもストレスになってしまいます。
そのため、分泌液が溜まりにくい犬や、排便と一緒に自然に排出できる犬の場合は、無理に肛門腺を絞ることはやめましょう。
肛門嚢炎の疑いがある場合は、早期に病院を受診してください。
皮膚炎
おしりの皮膚炎は、トリミングでバリカンをかけた刺激や、下痢が続いたとき、オムツをしていて長時間放置してしまった場合などで引き起こされます。
また、アレルギー性皮膚炎や脂漏症といった皮膚炎の症状として、おしり周りにかゆみが出たり、赤くなったりすることがあります。
炎症が重度になると犬が痛みを感じ、触ろうとすると怒るようになることもあるので注意して様子を観察しましょう。
瓜実条虫の寄生
瓜実条虫はノミの体内にいる寄生虫で、犬がグルーミングをしているときにいっしょにノミを飲み込んでしまった場合に寄生されてしまいます。
寄生されると、瓜実条虫が千切れて、犬のおしりに出てくるときに強いかゆみを引き起こします。
犬の体に瓜実条虫が見つかった場合は、駆虫薬を飲むことで駆虫できますが、ノミの寄生が根本的な原因であるため、同時にノミの予防も行う必要があるため注意が必要です。
犬のおしり歩きで深刻な症状

肛門嚢・肛門周囲腺の炎症の場合
・肛門周辺に赤い腫れがみられる
・排便がしづらそうである
・排便時に突然走り出す状況がみられる
・肛門付近を気にして頻繁に舐めている
以上の行動を見かけたときは、何かしらの病気になっている可能性が高いので、少しでも気になるのであれば病院に連れて行ってあげましょう。
寄生虫が原因の場合
・肛門周辺をしきりに舐める
・肛門から白いヒモ状のものが出ている
・便に白いヒモ状のものが混在している
・下痢をしている
・食欲が低下している
・毛艶が悪くなっている
以上の症状がみられる場合には、寄生虫に感染している可能性が高いといえますので、すぐ病院へ連れて行ってあげましょう。
犬のおしり歩きの対処法

お尻周りを洗浄
愛犬のおしり周りを常に清潔に保つようにしましょう。
お尻周りは無理にやるとその刺激で痛がったり、嫌がったりする場合がありますので、であればであれば、トリミングサロンや動物病院でやってもらいましょう。
肛門腺絞り

肛門腺絞りとは、肛門嚢に溜まってしまった不要な分泌液を人の手で排出させてあげることです。
分泌液には強烈な臭いがあり、排出時には周囲に飛び散る場合がありますので、肛門腺絞りを行う場所としては、すぐに洗い流せるお風呂場などで行うのが賢明です。
ただ、お風呂場で行うことに負担を感じたり、風呂場に入ることが苦手な場合には、肛門周辺にティッシュなどを被せて飛び散りを抑えるなど工夫しましょう。
肛門腺絞りのやり方
片手で尻尾を持ち上げ、肛門腺を時計に見立てて4時と8時の位置にあるふくらみを、親指と人差し指でつまみ優しく押し上げます。
臭いがとてもきつく、勢いよく飛び出す場合もあるため、服や周囲を汚さないようにティッシュを当てながらおこないましょう。
肛門を触られるのは犬にとってもストレスになるため、分泌液が溜まりにくい犬や、排便と一緒に自然に排出できる犬の場合は、無理に肛門腺を絞る必要はありません。
肛門腺絞りが上手くできない方も多いですが、無理はしないで大丈夫です。
病院やペットサロンでも相談すれば肛門腺絞りをしてもらえますので、自分だけでは無理せずにプロに頼りましょう。
犬のおしり歩きのまとめ
以上で、犬のおしり歩きの原因や症状、さらに対処方法をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

僕たちの行動は何でもかわいいって思いがちだからね!

しっかり判断してほしいね!
愛犬がお尻歩きをする理由はたくさんありますが、場合によっては肛門嚢炎などといった病気のリスクも考えられるため、愛犬をしっかり観察してあげることで原因を突き止め、正しく対処しましょう。
万が一お家で原因がわからないようであれば、自分で判断はせずに、早めに動物病院を受診してあげてください。
この記事の他にもこちらに愛犬との暮らしの中でのお役立ち記事を書いていますのでご興味があればぜひお読みください。

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【実体験】ラテがおしり歩きをした時の対応
当ブログのラテ(マルプー)も過去に1度、絨毯の上でおしり歩きをしているのを見たことがあります。原因は肛門腺の溜まりすぎでした。トリミングサロンで肛門腺絞りをしてもらい、その後は1〜2ヶ月に1回のペースで肛門腺ケアを継続。それ以降はおしり歩きは見られなくなりました。同じ症状でも、寄生虫や炎症が原因のケースもあるため、頻繁に見られる場合は獣医診察を受けてください。
よくある質問
Q. 犬のおしり歩きの主な原因は?
①肛門腺の溜まりすぎ ②肛門周辺の炎症 ③寄生虫(条虫など) ④腫瘍 ⑤排泄物が毛に絡む不快感、などが考えられます。
Q. 肛門腺絞りは飼い主がやっていいですか?
慣れていない場合は無理せずトリミングサロンや動物病院に任せるのが安全です。誤った絞り方で肛門腺を傷つけるリスクがあります。
Q. 動物病院に行くべきタイミングは?
①おしり歩きが頻繁に続く ②肛門周辺が赤く腫れている ③出血や膿が見られる ④下痢や食欲低下を伴う、これらが見られたら早めに受診してください。
Q. 自宅でできるケアは?
肛門周辺を清潔に保つ、繊維質を含む食事を意識する、定期的なトリミングで肛門周りの毛を整える、定期的に肛門腺絞りをしてもらう、などです。
Q. 予防方法は?
①月1〜2回の肛門腺ケア ②便を硬めに保つ食事管理 ③肥満予防 ④肛門周辺の毛を短くカット、を心がけてください。
まとめ
本記事の内容は飼育者の実体験と一般情報の提供であり、医療判断の代替ではありません。気になる症状がある場合は、自己判断せず必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。運営者ラテミルのプロフィールもぜひご覧ください。




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