海水魚は、一昔前にブームがありましたよね。最近では新型コロナウイルスでの自粛も相まって、癒しを求めて海水魚を自宅に迎え入れる方も多いみたいです。海水魚は色鮮やかな魚が多いので、見ているだけでとても癒されます。
今回は憧れだった海水魚水槽を立ち上げるために必要なものと、立ち上げの手順をご紹介していきます。
立ち上げているようすを動画にしたものがこちらになりますので、併せてご覧ください。
この記事はこんな方におすすめ
・海水魚水槽に憧れている
・カクレクマノミを飼ってみたい
準備したもの
水槽

前に淡水魚を飼育していたときの水槽があったので、それを使用することにしました。水量は、50~60ℓ程度入る水槽です。小さい水槽は外気温の影響を受けやすく、水温が不安定になってしまいますので、カクレクマノミ程度の小さい魚でも最低30ℓは欲しいところです。

サンゴ砂

淡水だと床材にソイルを敷いたりしますが、海水魚水槽にはサンゴ砂を敷きます。
海水水槽は硬度が高いアルカリ性に保つ必要がありますが、サンゴ砂を敷くことによって、簡単にアルカリ性を保つことができるようです。
このサンゴ砂を手に入れるのに大変苦労しました。ネットで調べて、ペットショップに買いに行っても、海水魚から手を引いているペットショップが多かったことにびっくりしました。3件目でようやくサンゴ砂をゲットしました。

ヒーター

基本的には飼える海水魚は熱帯魚の場合が多く、ヒーターが必要になります。
カクレクマノミは、水温24℃~30℃で飼育できますので、夏場でもエアコンのある室内で飼育する場合、水槽用のクーラーはほとんど必要ありません。
今回は26℃のヒーターを用意しました。

ろ過装置・照明器具

こちらも、もともと持っていたものを使っています。ろ過フィルターは、水槽内の汚れた海水をろ過し、きれいな海水にしてから水槽内に戻すという働きをしてくれます。
今回は、上部式フィルターを採用していますが、そのほかにも底面フィルター・外掛け式フィルター・外部式フィルター・オーバーフローシステムなど、種類もいろいろあり、水槽のサイズによっても向き不向きがあるので注意が必要です。

ろ過能力をあげるために、フィルターの中に、こちらのろ過材を追加しています。

人工海水の元・比重計

海水魚を飼うためには、カルキ抜きした水を海水にする必要があります。おうちの塩を入れてもダメなんです。そんなときに使うのが人工海水の元です。

そして、ちゃんと海水の塩分濃度になっているかを確かめるのがこちらの比重計です。

比重の適正値は「1.023」といわれています。
濃すぎても薄すぎても海水魚に負担がかかるので、人工海水を作る時は比重計でしっかりと濃度を測るようにしましょう!

エアレーション

エアレーションとは、お水の中でブクブクと酸素を出してくれる装置のことです。海水魚はエラ呼吸であるため、水中の酸素がとても重要になるので、設置した方が良いでしょう。


こちらの付属品も購入してみました。この商品がお気に入りのレイアウトにつながってくれましたよ。

立ち上げ手順
サンゴ砂を洗う

水が濁らなくなるまで洗います。計10回くらいは洗ったかもしれないです。
海水をつくる

海水は予めバケツで作り、循環ポンプで撹拌しながら24時間エアレーションをして完全に塩が溶けきるまで待ちます。
水槽のセッティング

ライブロック配置しました。ライブロックは、良質なものを使用すれば様々な生き物やサンゴがライブロックから発生してくれるみたいです。
100gあたり350円程度で、筆者が購入したのは9000円でした。高かったですが、あるのとないのではレイアウトの面でも全然ちがいますよね。

生体を導入する
購入した生体は水槽の水温に慣れさせながら、なるべく負担をかけないように水槽へ導入します。
今回購入したのはこの子達です。
カクレクマノミ

身体が強いと言われているブリードのカクレクマノミを購入しました。美しい身体でチョコチョコ泳ぐ姿は癒しですね。
キイロサンゴハゼ

色鮮やかなハゼです。イミテーションのサンゴにいつもくっついています。
ハタタテウオ

お化粧しているかのような美しいお魚です。暗くするとライブロックの中に入り、明るくなると出てきます。
キャメルシュリンプ

存在感あるエビなのですが、ライブロックに隠れてなかなか顔を出してくれません。
サンゴイソギンチャク

イソギンチャクって気持ち悪いと思う方も多いと思いますが、実際に飼ってみると、めちゃくちゃかわいいです。自分の居心地の良い場所を探して動き回ります。

海水魚水槽完成

いい感じの海水魚水槽が出来上がりました。やはり、ライブロックがあるだけで、なんか海って感じがしますね。

こだわりは、このライブロックの下からエアレーションをすることで、雰囲気を演出できたところですかね。
上の全体を写した写真にはなんかさっき紹介していない生体もいますよね?水槽の下を這って、水槽を掃除してくれるやつを探して、神奈川県の荒崎公園へガサガサをしに行ってきました。
そこで採集した生体も水槽に入れています。ご紹介します。
三浦半島荒崎公園

三浦半島は、神奈川県内で磯遊びやシュノーケリングができる場所が多くあります。その中でも荒崎海岸は、ファミリーに人気がある磯あそびのスポットです。
こちらで採集した生体も水槽に入れています。ご紹介します。
オヤビッチャ

沿岸の岩礁域生息しています。幼魚は春から夏に、潮間帯の潮だまりでもよく見られるようです。島縞模様がかわいいです。
シマスズメダイ

オヤビッチャと同じく、沿岸の岩礁域生息しています。幼魚は夏から秋に、潮間帯の潮だまりでもよく見られます。
カエルウオ

潮間帯の潮だまりなどに生息しています。ライブロックから顔を出す姿に癒されます。
アゴハゼ

岩礁性海岸、潮間帯の潮だまりや波打ち際に生息します。
イゾズジエビ

体は透明で、甲では斜めに、腹節では横向きに黒く、細い縞が走っています。網でガサガサすると、必ず入るくらいいっぱいいました。
イソクズガニ

甲は洋梨型で、表面には海藻の切れ端やカイメン、ホヤのかけらなどをびっしりとつけています。図鑑でしか見たことがなかったので感動しました。エビに海藻を取られそうになって怒っている姿がかわいいです。
まとめ

合計で3万円くらいで海水魚水槽を立ち上げることができました。おうち時間が増えた今、水槽を眺めるだけで時間を忘れることができますよ。
ただ、水槽内の準備・海水魚の水槽への導入・定期的な水換え・住みやすい環境作りなどなど、やることはもりだくさんありますので、覚悟をもって飼ってあげてくださいね。
少し興味を持たれた方はこちらの定点カメラの映像をご覧になってみてください。きっと癒されると思いますよ。続報をUPしていきますので、ぜひチャンネル登録をしてお待ちになってください。
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